【サバイバル生活】田舎の空き家を活用し、質素で幸せな生活【電気ガス水道なし】

②貧乏ごっこ

今回は、
「田舎の空き家の活用方法」について書きたいと思います。

私が定期的に行っている、
「空き家でのサバイバル生活」を紹介します。

まさに、
「質素で幸せな生活」です。

・空き家を上手く活用したい方
・都会生活がしんどくなった方
・田舎暮らしに興味がある方

必見です

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記目次の通りです。

はじめに:田舎の空き家を活用する理由

過疎化が進む田舎(北関東)にある、
私の父の実家が空き家となっています。

一人暮らしをしていた祖母が亡くなった後、
住む人の居ない空き家になりました。

すでに電気・ガス・水道のインフラを全て解約していますが、
私はその空き家で定期的にサバイバル生活をしています。

外観:長期間放置すると、草が生い茂って大変なことになる
内装:私の父が作った囲炉裏がある

こんな感じの、
田舎にポツンとあるボロ一軒家です。

空き家を活用する理由はいくつかありますが、
大きな理由は下記2つです。

①都会の喧騒から離れ、自然に癒されるのに最適
②お金をかけずに色々な経験ができる

最近になり、
空き家(土地を含む)の権利が私に回ってきました。

ゆるいミニマリストである私にとって、
田舎の空き家は余計なモノである可能性が高く、
早期に手放すことも検討しました。

しかし、
今後の長い人生について考え、

空き家問題についても勉強し、
空き家を残して活用し続けるメリットも多いと考え、
しばらくは活用し続けることとしました。

空き家問題については別記事で詳しくまとめたいと思います。

また、
空き家問題は新築マイホーム信仰を考え直すべき要因となります。
こちらも別記事でまとめる予定です。

参考①:【空き家問題まとめ】2040年空き家率40%?持ち家は負債?
参考②:【新築マイホーム信仰の闇】持ち家派vs賃貸派の不毛な議論

これから、
田舎の空き家を活用することのメリットを挙げていきます。

田舎の空き家を活用するメリット 4選

田舎の空き家を活用することのメリットを4つ挙げ、
実際の生活中の写真をたくさん載せていきます。

学生時代&社畜時代は、
毎年GWやお盆休みといった長期休みに2日〜1週間程度活用していました。
※社畜時代は時間が無いながら、弾丸で行くこともありました

サイドFIRE生活をしてからは、
1週間単位で随時活用しています。

特に、
「夏の田舎暮らし」は最高です。

この記事では、
「夏の田舎暮らし」をゴリ押ししたいと思います。

なお、
私は田舎の空き家を『電気・ガス・水道のないサバイバル生活』として活用しています。

これぞ、
「質素で幸せな生活」です。

インフラが整っている場合は状況が異なると思いますので、
その点ご理解下さい。

インフラがなくてもこの程度の生活は出来るので、
あえてインフラを切るのもアリかもしれません。

参考にしていただければ幸いです。

お金がかからない、コスパの良い娯楽

まず第一に、
他のレジャーに比べてお金がかかりません。

宿泊費・その他の使用料などがかからない分、
非常にコスパの良い娯楽が実現可能となります。

電気、ガス、水道のインフラがないのは不便ではありますが、
「便利すぎる現代」だからこそ、
このような「原始的な暮らし」が重要であると考えています。

インフラの代わりは下記の通りです。

水道:湧き水(生活水と飲用水で使い分け)

ガス:炭火

電気:基本太陽光 + アルコールランプ

水道は、
湧き水を引いて作っています。

空き家のすぐ裏に湧き水(飲用不可)が出ており、
飲用不可ではありますが、
生活水として豊富な水が引ける環境であるのは非常に大きいです。

これぞ「田舎の夏」 パート1

湧き水は夏は冷たく、
冬は暖かいので、
上記のような感じで夏は冷蔵庫代わりにしています。

また、
歩いて約10分の場所に飲用可能な湧き水が出ているので、
それを汲むことで飲用水はゼロ円で賄えます。
(ペットボトルに常に用意しています。)

ガスの代わりに、
炭火で調理します。

料理の様子などは後述します。

お風呂は無いので、
水浴びするか、
近くの温泉に行きます。

夏は水浴びが最高です。

電気の代わりに、
暗くなったらアルコールランプを用います。

※ランタンを使う時もあります

基本は太陽光を頼りに、
日の出とともに起き、

日没とともに寝るような生活となります。

日没後はこの灯りに頼るため、すぐに眠くなる

このような原始的な暮らしは、
体にとても良い効果をもたらします。

これより詳しく説明します。

原始的な生活リズム、早寝早起き

原始的な暮らしにより、
生活リズムが整います。

電気が通っていないため、
原始人と同じく「太陽光に依存した生活リズム」になります。

夏であれば、
日没後すぐ(20時頃)に寝て、

日の出の少し前(4時頃)に自然と起きるような体になります。

夏の空き家生活では、
朝4時頃に起き、
近くの林に昆虫観察に出かけることから1日が始まります。

これぞ「田舎の夏」 パート2
これぞ「田舎の夏」 パート3

自然豊かな田舎は生き物で溢れており、
最高です。

夏の田舎こそ至高だと思います。

清少納言は「夏は夜」と言っていましたが、
私に言わせれば「夏は全て」です。

どの時間帯も最高であることを、
詩人っぽく紹介します。

・あけぼの(明け方)
明け方、太陽より少し早起きをし、散歩をしながら日の出を待つのが良い。

「春はあけぼの」ならぬ「夏はあけぼの」

・つとめて(早朝)
まだ少しだけ涼しい時間帯に肉体労働を済ませ、一汗流すのが良い。

「冬はつとめて」ならぬ「夏はつとめて」

枕草子において、
「昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。」

とありますが、
夏の場合は「白い灰になった蚊取り線香」に趣があります。

・昼
縁側に置いた蚊取り線香の灰を横目に、畳の上でゆっくり昼寝をするのが良い。

「冬の昼はわろし」ならぬ、「夏は昼」

この蚊取り線香の良さについて、分かる人居ますか?

・夕暮れ
日中の暑さが和らぎつつ、悪あがきをするかの如く強烈に降り注ぐ西日が良い。

「秋は夕暮れ」ならぬ「夏は夕暮れ」

とにかく、
夏の田舎は素晴らしいということです。

太陽光に依存した原始的な生活により、
本来の生物としての生活を取り戻せる感覚があります。

日没後すぐに寝て、
日の出の少し前に自然と起き、
畳の上で昼寝をする生活、
超おすすめです。

生命力が上がる

前項に記載の通り、
私は「原始的な生活リズム」と「自然豊かな田舎」に完全に癒されています。

これは、
確実に抗うつ効果があります。

私は躁鬱病を持っていますが、
うつ状態になる前には予防効果があり、
うつ状態になった後は治療効果があったと感じています。

本能レベルで、
定期的に田舎暮らしを求めています。

下手に薬を飲むよりも、
このような田舎暮らしで「一旦リセット」することが効果的です。

ストレスと上手に付き合っていくためにも重要な時間だと考えています。

このような「精神的効果」以外にも、
インフラの整っていない不便な環境で生きることでサバイバル能力が身につき、

生命力が上がります。

私の空き家のそばには綺麗な川があり、
魚を釣ることができます。

これぞ「田舎の夏」 パート4
奇跡的に2匹同時釣りが出来た時

この魚はカワムツと言い、
2時間も釣りをしていれば10匹くらい釣れます。

あまり食用に向かないと言うことでしたが、
毒もなく食べることはできるということなので、
捌いて食べてみることにしました。

焼いても揚げても、
ホッケのような味で美味しかったです。
(私は貧乏舌なので、参考まで。)

生き魚を捌く経験も楽しい

また、
私の空き家の裏の湧き水ゾーンには、
サワガニがたくさんいます。

これぞ「田舎の夏」 パート5

このサワガニも食べれるということなので、
揚げて食べてみましたが、

めっちゃ美味いです。

サワガニの他、カワムツと買ったニンニクを揚げて食べた時

また、
ガスが通っていないので全て炭火で調理します。

安定した火を付けるのも、
慣れれば上手くなります。

ほぼBBQなので、
その他いろいろな料理を作ることも楽しいです。

料理については、
次項で詳しく書いていきます。

このように、
インフラの整っていない不便な環境で生きることは、
肉体的にも精神的にも良い影響を
もたらすと考えています。

自給自足という選択肢が増える

一人でいろいろな料理を試しました。

中でも、
焼きとうもろこしは簡単で美味しいです。

これぞ「田舎の夏」 パート6

また、
親戚や友人と一緒に行く時もあり、
その時はさらに楽しく料理しています。

海鮮とか
いろいろ

このような暮らしをしていると、
人生の選択肢に「自給自足生活」も入ってきます。

今は完全放置しているのですぐに再開するのは難しいですが、
庭には畑もあります。

ここで野菜を栽培できれば、
自給自足もどきの生活が可能となります。
※肉の調達は難しいので、完全な自給自足は難しいです。

私は現在サイドFIREのような生活をしているため、
今年は春夏秋冬それぞれで短期間暮らしてみました。

結果、
どの季節も問題なく暮らせます。

冬は少し寒いですが、
雪もほとんど降らない土地なので余裕です。
(※ただし、圧倒的に夏が最高です)

そして、
このサバイバル生活は年間60万円もあれば、
余裕で実現可能です。

※月5万円もあれば余裕で生活ができます

資産1,500万円あればFIRE達成となります。
※利回り4%と想定

田舎の空き家を活用する習慣がなければ、
この選択肢は頭の片隅にも無かったことでしょう。

あくまで選択肢の1つですが、
人生の選択肢を増やし、

自由を手に入れるためにも、
一度空き家を活用してみることをおすすめします。

まとめ:空き家を活用した田舎暮らしは最高

以上、
「田舎の空き家の活用方法」についてでした。

まとめです。

ーーーーーーーーーー

田舎の空き家を活用するメリット 4
①お金がかからない、コスパの良い娯楽
 →これぞ、質素で幸せな生活
②原始的な生活リズム、早寝早起き

 →太陽光に依存した生活リズムで健康的に
③生命力が上がる
 →抗うつ効果あり、サバイバル能力が高まる
④自給自足という選択肢が増える

 →FIREが近づき、人生の選択肢が増える

ーーーーーーーーーー

結果、
空き家を活用した田舎暮らしは最高ということです。

特に、
夏の田舎は最高です。

このような原始的なサバイバル生活を行うと、
モノはあまり要らないことに気づきます。

質素倹約の基本が身につき、
FIRE達成にも繋がります。

また、
今後は自分でリフォームをして活かす幅を増やすことも考えています。

そうなれば、
自給自足生活も現実味を帯びてくると思うので、
想像するだけでもワクワクします。

田舎では空き家を無料で譲渡したい人も存在します。

もしもこのような空き家が欲しい場合、
調べてみて下さい。

すでに空き家を持っている方も、
そうでない方も、
まずはGWや夏休みの長期休みに試してみて下さい。

新しい経験により、
新しい発見があると思います。

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