【年金は追納しない方が良い?】国民年金の追納を急ぐと後悔する理由【学生納付特例制度】

②貧乏ごっこ

今回は、
「国民年金保険料の追納を急ぐと後悔する理由」について書いていきます。

「学生納付特例制度」を利用し、
追納を迷っている人へ伝えたい話です。

私も丸3年分の追納経験者です。

「借金みたいで嫌なので、一刻も早く払いたい!」
と追納を急ぐ気持ちがあるかもしれません。

しかし、
追納はあまり急がない方が良いです。

私も急いで追納した結果、
少しだけ後悔しています。

本記事では税率などの難しい話は省き、
私の実体験をもとに、

「追納を急がない方が良い理由」について解説していきます。

・学生納付特例制度を利用している人
・国民年金保険料の追納を検討している人
・できる限りお得に追納したい人

必見です。

〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人

〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。

〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ

本記事の構成は、下記目次の通りです。

はじめに:そもそも追納した方が良いか?

大学を卒業して社会人生活をスタートする時、
多くの人を悩ませるのが「大学生時代の国民年金保険料の追納」です。

1ヶ月単位で見れば約16,000円と大した額ではありませんが、
この時に向き合わなければならないのは数年分、

数十万円の金額です。

私の場合は丸3年間、
約55万円でした。

経験者なら分かると思いますが、
正直、
追納すべきか迷ってしまいます。

色々と調べた結果、
私は追納すべきだと考えました。

「追納すべき理由」については別の記事にまとめました。
興味がある人は読んでみてください。

追納することを決めた後、
「追納する時期」と「追納方法」を決めなければなりません。

そして、
「一体いつ追納したらいいのか?」

「お得に追納する方法が知りたい」
と思い、
色々と調べました。

その内容について、
解説していきます。

追納する場合、「節税効果」を第一に考える!

国民年金保険料を追納する場合、
その全額が控除となり、

「住民税」と「所得税」の節税になります。

追納する場合は、
この「節税効果」をベースに考えましょう。

※細かい計算は、個人の追納額と年収によるのでここでの説明は省きます。
税理士監修の他サイトをご確認ください。

本記事では、
「追納の際に抑えるべき重要ポイント」について解説します。

年金は難しい

国民年金保険料の追納で後悔しないための重要ポイント 3つ

まず、
「国民健康保険料の追納の注意点」について簡単に解説していきます。

追納で後悔しないための重要ポイントは、
大きく3つです。

全てとても大切です。

それぞれについて、詳しく解説します。

①「社会人1年目」は絶対に避ける!

「社会人1年目の追納」は、
絶対に避けるべきです。

簡単に言うと、
「年収の高い年に追納した方が節税効果が大きい」ためです。

一般的な「4月入社」であれば、
1年目は「9ヶ月分しか給料が入らない」ため、
年収はかなり低くなります。

よって、
「借金みたいで嫌なので、一刻も早く払いたい!」

という気持ちは押し殺し、
社会人1年目はじっと我慢して過ごしてください。

②社会人2年目以降の「年収 vs 加算額のバランス」で決める

前述の通り、
「年収が高い年」に納付した方が節税効果が大きくなります。

一方、
3年度目以降に保険料を追納する場合、
1年経過するごとに月々数十円〜数百円の「加算額」が上乗せされるシステムとなっています。
こちらのサイトにわかりやすく書いてあります。

「加算額」は延滞金のようなものです。

正直、
大した額ではありません。

社会人2年目からどのように年収が推移していくかを予測し、
「加算額」とのバランスを考え、

一番お得な時期に追納することをおすすめします。

「追納は社会人2年目がベスト」などというブログ記事も多いですが、
私は社会人2年目に追納して少しだけ後悔しています。

詳しくは後述します。

なお、
10年すぎると追納ができなくなってしまうので注意してください。

③nanacoを使う!今はリクルートカードがおすすめ

最後に、
「国民年金保険料の納付方法」についてです。

ここでも工夫することでポイントを獲得でき、
お得に納付することができます。

私は約55万円の納付で、
約5,500円分のポイントを獲得しました。

※当時、楽天カードは1%のポイント還元対象でしたが、残念ながら現在はポイント贈呈対象外に

今は1.2%還元のリクルートカードがおすすめです。
※ポイント対象となるのは月3万円まで(最大で月360円分獲得)。
→2022年2月より0.75%へ改悪となりました(最大で月225円分獲得)。

リクルートカードについては、今後詳しく記事にまとめる予定です。

年金の支払いを急いで後悔した話

前述の通り、
私は社会人2年目に全額追納し、
少しだけ後悔しています。

社会人3年目に納付すれば良かったと思っています。

そのことについて詳しく解説します。

私のように後悔しないよう、
計画的に追納してください。

①年収アップが「ほぼ確定」していたのに急いで追納

私は社会人2年目(年収713万円)に、
約55万円を全てを追納しました。

「社会人1年目を避ける」と言う大原則を守り、
nanacoで約5,500ポイントも獲得し、
それで満足しました。

節税の実感はなかったものの、
節税効果もしっかり得られました。

しかし、
社会人3年目の年収は929万円に上がりました。

1年目から3年目までは順調すぎるほどに出世していたため、
年収が上がることは「ほぼ確定」でした。

※病気などしない限り

しかし、
「借金みたいで嫌なので、一刻も早く払いたい!」
という気持ちも強く、
早くスッキリさせたかったので、

社会人2年目で納付してしまいました。

年収アップが「ほぼ確定」している場合、
追納は急がないことをおすすめします。

前述の通り、
「年収 vs 加算額のバランス」を考え、

しっかりと決めましょう。

焦りは禁物です。

②大学時代に払った2年2ヶ月分(約40万円)も追納にすればよかった

私は学生時代、
少しお金に余裕があった期間だけ国民年金保険料を納付していました。

2年2ヶ月分、
40万円弱になります。

本当に真面目だったと思います。

近い将来に「多額の追納で困る」のも嫌だったし、
遠い将来に「受給額が少なくて後悔する」のも嫌だったためです。

そんな風に未来のことを考え、
この約40万円も「急いで」納付していました。

しかし、
学生納付特例制度で追納した方が節税効果もあり、
総合的にお得となります。

また、
その当時はnanaco納付の存在も知らず、
お得な納付も出来ていませんでした。

また、
学生納付特例制度を利用すればその期間は「受給資格期間」に含まれるため、
「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」の受給ができない等の「最悪のリスク」は回避できます。

「未納」はかなりリスクが高いですが、
学生納付特例制度は「猶予」なので、
積極的に活用すべきものでした。

学生のうちに「急いで」納付する意味は全くありませんでした。

無知で損をした典型例だと思います。

悔やんでも仕方ありませんが、
学生のうちからもっともっと勉強しておくべきでした。

また、
学生時代は結構我慢したことがあったので、
「そのお金でもっと遊べばよかった・・・」と少しだけ後悔しています。

急ぐな危険

まとめ:国民年金保険料は計画的に追納し、将来に向けた良い経験としよう

以上、
「国民年金保険料の追納を急ぐと後悔する理由」についてでした。

まとめです。

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はじめに:そもそも追納した方が良いか?
 →色々と調べた結果、私は「追納すべき」と考え追納した

追納する場合、「節税効果」を第一に考える!
 →追納による最大のメリットは節税効果

追納で後悔しないための重要ポイント 3つ
 ①社会人1年目は絶対に避ける!

  →年収が低い年は避ける
 ②社会人2年目以降の「年収 vs 加算額のバランス」で決める

  →追納が遅れる事で発生する「加算額」は大した額ではない
 ③nanacoを使う!今はリクルートカードがおすすめ

  →nanacoで支払う事でポイントも獲得できる

年金の支払いを急いで後悔した話
 ①年収アップがほぼ確定していたのに急いで追納

  →年収が上がる場合、追納は急がない方が良い
 ②大学時代に払った2年2ヶ月分(約40万円)も追納にすればよかった

  →学生納付特例制度で追納した方が総合的にお得

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後悔なども含めて色々と書いてきましたが、
節税で100点を目指すのは難しいです。

今回の私の事例は完全に詰めが甘かったですが、
「社会人1年目を避ける」と言う大原則を守り、

nanacoで約5,500ポイントも獲得したため、
70点くらいは取れていると思います。

実際に取りこぼした金額を試算しましたが、
約2万円でした。

100点は取り損ねましたが、
追納を経験することでいろんな知識がついて成長できたので良かったと考えています。

取り損ねた30点の悔しさも、
確実に今に生きています。

やはり、
追納は本人がやるのが一番です。

私は自分で追納して本当に良かったと思っています。

「大学生の年金は親が払ってはいけない理由」「自分の年金は自分で払うべき理由」については別の記事に詳しくまとめています。

興味がある人はこちらも読んでください。

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