今回は、
「資本主義社会の終わりに備える」についてまとめていきます。
過去5回に渡り、
「FIREと資本主義社会」についての記事を書いてきました。
本記事はそのまとめ・総集編です。
サイドFIRE生活中の私の考え・葛藤について、
まとめていきます。
・資本主義社会の終わりに備えたい人
・これからサイドFIREやFIREを目指す人
必見です。
サイドFIREへ向けた予習として参考にしたり、
共感していただけると嬉しいです。
〈この記事の対象者〉
・FIREやサイドFIREに興味がある人
・労働から解放されたい人
・今より自由に生きたい人
〈注意点〉
筆者の経験と考えを書いていきます。
共通点が多いほど参考になると思います。
〈筆者の特徴〉
30代前半、独身、超倹約家、元社畜、元薬剤師、ゆるいミニマリスト、賃貸暮らし(基本社宅で自己負担小)、負債ゼロ
本記事の目次は下記の通りです。
FIREは資本主義社会ありき
当たり前の話ですが、
FIREというものは、
資本主義社会ありきです。
お金に絶対的な価値があるからこそ成り立つものであり、
これからも資本主義社会が続くという前提で存在する生き方です。
私もそれを信じており、
「資本主義社会前提の人生設計」、
つまりは「お金ありきの人生設計」を立てています。
FIREを目指すかどうかに関わらず、
日本国民全員が「お金ありきの人生設計」を立てていると言っても過言ではありません。
その中でも特にFIREを目指す人たちは「資本主義社会が永遠※に続く」と信じ、
そこにベットしているということになります。
※少なくとも自分が生きている間は
資本主義社会が続く限り、
「r(資本収益率〉>g(経済成長率)」が成り立ちます。
世界経済が成長することに期待し、
インデックス投資等を行い、
自分でベーシックインカムを作ることは正しい行動でしょう。
しかし、
資本主義社会が根底から崩れたら世界は一変し、
FIREという概念も終わりです。
サイドFIRE生活をする中、
経済の勉強をすればするほど、
その不安は拭いきれないものとなりました。
今後必ず向き合わなければならない課題であるため、
ここで一度真面目に考えてみることにします。
資本主義社会の終わりに備える
以下、
記事の要点を抜粋して記載します。
※興味があれば各記事を読んでみてください
【FIREは資本主義ありき】資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点
FIREは資本主義社会ありき
→資本主義社会が根底から崩れたら世界は一変し、FIREという概念も終わり
資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点
①自己中心的な思考である
→資本主義社会を守りたいのは、自分の資産を守りたいのと同じこと
②謙虚さを欠く
→傲慢になり、「格差是正」に猛反対するような態度を取ってしまう
③親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」を助長する
→「親ガチャSSR」等で棚ぼたで資産を手にした無能も存在する
【相続税は意味不明?】理不尽!廃止すべき!という相続税批判の問題点
相続税が親ガチャ等による「理不尽な格差拡大」を是正する
→無能な二代目ほど、相続税批判をする傾向が強い
相続税批判の問題点
①他力本願な無能モンスターを生み出す
→相続税批判は、「親ガチャ」による相続が必須な無能であることの証明
②「与える教育」はわがままモンスターを生み出す
→自分の思うようにいかなければすぐに癇癪を起こす
③成長の機会を失い、「何も知らない」モンスターへ進化
→「親に年金を払ってもらった人」は、何も知らない
④「優秀な遺伝子」が発揮できなくなる
→相続するのは、「優秀な遺伝子」と「高水準の教育」だけで十分
【資本主義社会の限界】お金に頼らない生き方を考える
資本主義社会の限界について
→「貨幣経済社会」が終わることに備えなければならない
お金に頼らない生き方を考える
①お金は必要最低限しか持たない(LeanFIRE)
→質素倹約で生きれば、お金はほとんど要らない
②原始的な生活(自給自足と物々交換)
→必要なお金がさらに少なくなり、ますますお金の価値が下がる
③自由な時間を使いこなし、「精神的豊かさ」を追求する
→若いうちから「自由な時間」に慣れ「時間を使いこなす能力」を磨く
【資本主義社会の終わり】評価経済社会におけるFIREについて考える
資本主義社会の限界:お金に頼らない生き方
→資本主義社会に変わる「新しい経済社会」に備える必要がある
評価経済社会とは
→いまだに貨幣経済が残る現代では「評価が金になる」という話
評価経済社会におけるFIREについて考える
①FIRE達成の難易度が下がる
→「お金:評価=50:50」になれば3,000万円で済むようなイメージ
②早くFIRE達成することが「評価」を上げるアドバンテージになる
→「自由な時間」が多いほど「評価」が得られる可能性が高まる
【資本主義社会の終わり】ポスト資本主義社会におけるFIREについて考える
資本主義社会の限界:お金に頼らない生き方
→資本主義社会に変わる「新しい経済社会」に備える必要がある
ポスト資本主義社会とは
→「限りない拡大・成長」よりも「持続可能性」に軸足を置いた経済社会
ポスト資本主義社会におけるFIREについて考える
ポスト資本主義社会においてLeanFIREが最強な理由
①失業に怯えなくて済む
②労働から降りることが社会貢献になりうる
③過剰に資産を持つ意味が無くなる
まとめ:どんな経済社会にも対応できる柔軟性を身につける
以上、
「資本主義社会の終わりに備える」についてでした。
まとめです。
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FIREは資本主義社会ありき
→資本主義社会が根底から崩れたら世界は一変し、FIREという概念も終わり
資本主義社会の終わりに備える
【FIREは資本主義ありき】資本主義社会が永遠に続くことを願う問題点
【相続税は意味不明?】理不尽!廃止すべき!という相続税批判の問題点
【資本主義社会の限界】お金に頼らない生き方を考える
【資本主義社会の終わり】評価経済社会におけるFIREについて考える
【資本主義社会の終わり】ポスト資本主義社会におけるFIREについて考える
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資本主義社会が一気に終焉を迎えることは考えにくいです。
なんだかんだ、
私が生きているうち、
向こう70年くらいは根底からひっくり返るようなことは無いと考えています。
それでも、
部分的であったり、
じわじわと変化が起こることは間違いないでしょう。
どんな経済社会にも対応できる柔軟性を身につける必要があります。
それが評価経済社会に向けてなのか、
ポスト資本主義社会に向けてなのか、
はたまたスーパー資本主義社会※など、
他の経済社会に向けてなのかは誰にも分かりません。
※「限りない拡大・成長」に突き進む社会のこと(私は可能性が低いと考えているので、記事にしていません)
どの道においても、
現代の資本主義社会において絶対的な価値を持つ貨幣・お金の価値が下がり、
再分配に向けて進む可能性が高いです。
そうなると、
「お金に頼らない生き方」がかなり重要となるでしょう。
その結果、
私はどの経済社会が来たとしても「LeanFIREが最強」だと考えました。
私自身、
現在はサイドFIRE生活であり、
最近になってLeanFIREを達成していることにも気づきました。
※下記記事で詳しく解説しています
労働から解放されて自由な時間を獲得し、
お金に頼らずに「省エネ」で生きることが理想的な社会になると考えています。
生産の効率化により必要な労働力が減り、
お金の価値が下がって過剰に資産を持つ意味が無くなり、
資源の制限により「省エネ」な生き方が支持される。
そんな時代にじわじわと近づくことを予測しつつ、
さらに今後の動向を見ながら対策を行い、
万全な体制で柔軟に対応できるようしていこうと思います。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
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